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配電部門

配電部門

主な勤務地 愛知県、静岡県、三重県、岐阜県、長野県

発電所から運ばれる電気を、お客さまの元に確実にお届けする役割を担う配電部門。“お客さまに一番近い技術部門”としてお客さまと直に接し、社会のニーズやご期待に迅速・的確にお応えしています。電気の供給検討/現場設計/用地交渉/工事施工管理といった配電線路の設備形成全般から、設備の定期点検や故障停電の未然防止を目的とした設備改修、電気に関するお問い合わせやお客さま宅の停電・漏電時などの対応業務を担当しており、 広範囲にわたって活躍しています。また、近年注目を集めている配電線の無電柱化や、スマートメーターやセンサ機器の活用による設備の合理化(コストダウン)、再生可能エネルギーや電気自動車などの大量の分散型リソースの普及などに対応できるよう、ICT、IoTを活用した次世代グリッド化にも積極的にチャレンジしています。

部門内各グループの役割

  • 配電建設グループ(事業場)

    配電線路の設備形成に係る一連の業務を担う。

  • 配電運営グループ(事業場)

    配電線路の設備保守・系統運転・技術サービスに加え、配電用変電所の建設・保守を担う。

  • 配電部(本社)

    全社に渡る将来的な計画・方針を立案し、経営の所期の目的が達成されるよう事業場を統括・支援する。

主な仕事

設備形成業務

OUR JOB

設備形成業務

お客さまなどからのお申込み・ご要望に基づき、工事内容を検討し、設計図面を作成します。その他、建柱などに伴って地権者や行政と交渉する用地業務や、工事会社への工事発注・施工管理をおこなう工事業務などがあります。また、災害の激甚化に伴い、レジリエンスの観点から高まっている無電柱化ニーズへの対応として、無電柱化設備の整備を推進しています。

主な担当グループ

事業場 配電(建設)グループ
設備管理・系統運転業務

OUR JOB

設備管理・系統運転業務

停電工事などに伴う配電線路の切替操作の検討や指令をおこなうほか、停電などの事故が発生した際には指令塔として現場に指示を送ります。その他、停電の未然防止や公衆保安確保を目的に巡視・点検・改修管理をおこなう設備管理業務、配電用変電所の巡視・点検や施工管理などをおこなう配変保全業務などがあります。また、設備ごとにリスク量を算定し、最適な更新時期の見極めをおこなうアセットマネジメントシステムを導入し、長期的かつ計画的な設備更新計画を策定しています。

主な担当グループ

事業場 配電(運営)グループ
技術サービス・設備点検/工事業務

OUR JOB

技術サービス・設備点検/工事業務

お客さまのお申込みに基づく停電や漏電の調査・復旧や配電設備の巡視・点検、配電線故障などの事故時における探査・仮復旧、電力品質測定など、現場での作業を主体とした業務をおこなっています。近年では、スマートメーターを活用した遠隔による電気の監視や、通電・遮断操作による業務効率化が進められています。

主な担当グループ

事業場 配電(運営)グループ
次世代グリッド化に向けたシステム開発

OUR JOB

次世代グリッド化に向けたシステム開発

スマートメーターなどのICT、IoTを活用して配電系統を監視・制御し、電力品質の維持・向上と公衆保安の確保を実現しています。具体的には、配電自動化システムやスマートメーター制御管理システム、高低圧ロードカーブ管理システム(LCS)、配電線路電圧管理システム(GCS)などのシステム構築・改良などに取り組んでいます。

主な担当グループ

本社 配電部 配電計画グループ/配電系統高度化グループ
工法・用品開発

OUR JOB

工法・用品開発

コストダウンおよびレジリエンス向上を目的に、一般送配電事業者10社間で各種用品の仕様統一に関する検討をおこなっています。また、配電業務の効率化を目的とした元位置建替工法や伐採支援車両の導入、安全確保を目的とした間接活線工法の導入などの新たな工法の検討や用品開発をおこなっています。

主な担当グループ

本社 配電部 配電建設グループ/配電運営グループ
本社 エンジニアリングセンター 用品グループ

topics

モービルマッピングシステムによる調査業務のデジタル化

モービルマッピングシステムによる調査業務のデジタル化

デジタル技術を活用して配電業務を効率化するため、モービルマッピングシステム(車両搭載型の3Dデータ計測システム)の導入を進めています。具体的には、車両に衛星測位システム、レーザースキャナ、デジタルカメラを搭載して走行・撮影することで、配電設備や周辺樹木などの3Dデータを取得・解析します。これまでのような目視による現場調査ではなく、3Dデータで現場状況を再現し、設備の異常箇所や樹木接近箇所を自動判定することを目指しています。

ドローンによる自動巡視

ドローンによる自動巡視

配電設備の被害箇所を把握するためにドローンを活用しています。ドローン操作者が目視していない状況下においても、ドローンが配電設備付近を自律飛行できる技術を確立するために研究を進めています。
また、ドローンで撮影した配電設備の画像から設備の異常判定をおこなえる画像解析技術の開発にも取り組んでいます。

系統用蓄電池を用いた系統制御(カーボンニュートラル実現に向けた取組)

系統用蓄電池を用いた系統制御(カーボンニュートラル実現に向けた取り組み)

カーボンニュートラル実現に向けて、太陽光発電などの再生可能エネルギーの更なる拡大に寄与するため、系統用蓄電池を用いた系統制御に関する実証試験をおこなっています。具体的には、実際の配電系統に系統用蓄電池を設置し、太陽光発電などの増加に伴う配電設備の送電容量不足や電圧変動を抑制するため、系統用蓄電池の最適な充放電制御技術の確立を目指しています。