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再生可能エネルギー部門

再生可能エネルギー部門

主な勤務地 愛知県、静岡県、三重県、岐阜県、長野県

CO2排出量の削減とエネルギー自給率の向上に寄与する再生可能エネルギー電源の運営や新規開発を通じて地球環境に配慮した安定・安価な電気を作りだしている再生可能エネルギー部門。約200箇所ある既存の「水力」「陸上風力」「太陽光」「バイオマス」発電所での業務には、発電機やダムを運用する運転業務、設備の劣化や異常箇所を予測・発見して設備故障を未然に防止するための保守業務、劣化設備の修理や取替をおこなう工事業務などがあります。また、非化石電源比率のさらなる向上に向けて、既設発電所の一括設備更新や運用方法の見直しなどによる発電量の増加や、新たな再生可能エネルギー電源の開発(水力/洋上風力/陸上風力/太陽光/バイオマス/地熱)にも全国規模で積極的に取り組んでいます。

部門内各グループの役割

  • 水力センター

    水力発電設備などの巡視・点検、改良・修繕工事の計画・実施、設備故障時の復旧対応、ダムの運用や発電機の運転をおこなっています。

  • 本店 水力事業部

    水力電源に係る方針や計画策定、AIなどの新技術導入検討、水力センター業務のサポートなどをおこなっています。また、設備のシステムに係る調査・研究・開発・工事の実施や、水力開発に係る調査・設計・工事の実施などをおこなっています。

  • 本店 プロジェクト推進部

    洋上風力・陸上風力・太陽光・バイオマス・地熱電源に関する新規開発の計画策定やリスク管理、既存設備の巡視・点検や改良・修繕工事の計画・実施、故障時の対応などをおこなっています。また、投資および出資会社の管理などもおこなっています。

主な仕事

巡視・点検

OUR JOB

巡視・点検

公衆保安の確保と安定供給を使命に、ダム・水力発電設備、陸上風力、太陽光設備に不具合がないか、巡視・点検をおこないます。
設備の不具合や台風などによる災害が発生した場合には、発電を早期に再開させるために速やかに現場へ出向し、不具合箇所の調査や発生原因の分析、復旧のための処置をおこなうことで、発電設備の早期運転再開をおこないます。

主な担当グループ

水力事業部 水力センター技術課 / プロジェクト推進部 陸上風力グループ、太陽光グループ
工事業務

OUR JOB

工事業務

長年に亘って使用した機器は、自然劣化や腐食・摩耗により機能が低下します。このため、必要の都度、水車・発電機の修繕や取替工事などをおこなうことで、発電量の増加や機能回復をおこないます。

主な担当グループ

水力事業部 水力センター技術課
電源開発(水力)

OUR JOB

電源開発(水力)

水力発電は安定した発電量を長期に亘って得ることができる純国産の再生可能エネルギーであり、安倍川水力発電所や遠山川水力発電所などの建設を進めています。電源開発にあたっては、流況調査や発電出力・電力量の計算などの適地選定から始まり、構造物の設計、建設工事費の計算、経済性の評価、さらには地域住民の理解獲得などをおこなっています。それらを基に各種届出や申請を経て、現場に着手していきます。現地では土木工事から始まり、水車発電機や変電設備などの電気工事も同調して進めていきます。メーカー、工事業者とも協力しながら、安全第一で作業を進め、数年かけて運転開始に至ります。

主な担当グループ

水力事業部 水力開発グループ
電源開発(風力)

OUR JOB

電源開発(風力)

2050年カーボンニュートラル社会の実現に向けた再生可能エネルギーの主力電源化に大きく貢献する風力発電。その中でも洋上風力は陸上風力と比べて導入ポテンシャルが大きく、騒音、景観などの環境問題が少ない、将来有望な再生可能エネルギーです。陸上風力の開発・運営で培った経験を活かし、洋上風力開発にも積極的に取り組んでいます。

主な担当グループ

プロジェクト推進部 洋上風力グループ、陸上風力グループ
電源開発(水力)

OUR JOB

水力制御

刻々と変化する河川の状況の中、24時間365日、水力制御所にて制御員が交替勤務で無人のダムおよび発電所を集中管理しています。レーダーや雨量データなどの情報をもとに、河川が増水すると予測した場合には、ダムのゲートを操作して放流します。また、発電所の運転スケジュールに合わせて、水車・発電機の運転・停止操作をおこないます。これらの操作においては、指差呼称などの確認により、安全かつ確実な操作をおこなわなければなりません。そのために日々、専門知識の自己研鑽に励み、万一のトラブルに備えた適切な運転操作の習得をおこなっています。

主な担当グループ

水力事業部 水力センター 制御課・制御所

topics

水上設置型の太陽光発電

水上設置型の太陽光発電

太陽光発電の開発は、至近での再生可能エネルギーの開発拡大に寄与する一方で、開発適地が減少していることから、近年は、池や湖の水面を活用して発電する水上設置型の太陽光発電などの取り組みが注目されています。
水上設置型の太陽光発電は、陸上に設置する場合と比較して、水面の温度が地面より低いため太陽光パネルの表面温度を低く保ち発電効率が下がりにくい点や、土地造成が不要で障害物や遮蔽物による影ができにくい点などがメリットとしてあげられます。そのようなメリットを活かしつつ、さらなる太陽光発電の拡大を目指します。

浮体式洋上風力発電

浮体式洋上風力発電

浮体式洋上風力発電は、着床式と比較して設置可能な適用海域が広く地震や津波の影響も受けにくいことから、四方を海に囲まれた日本において大規模開発が可能な有望な再エネ電源です。当社は、浮体式洋上風力の導入拡大に向け、五島市沖洋上風力発電事業への参画や、洋上風力関連電気システム技術開発事業などについて、他事業者と協力しながら進めるとともに、自社内においても次世代(浮遊軸型)風車の海上小型実証研究技術開発などをおこなうほかさまざまな取り組みを積極的におこなっています。