水谷 衛

中部電力ミライズ株式会社
法人営業本部 東京営業部

水谷 衛

2018年入社 文学部 人文学科 行動文化学専攻

CAREER PASS

  • 1年目

    中部電力株式会社 名古屋営業本部 法人営業第2部/法人営業

    中部エリアで製造業を営む中小企業を担当。既存のお客さまの契約管理をおこないつつ、お客さまごとに異なるさまざまな課題について解決策を講じていった。
  • 3年目

    中部電力ミライズ株式会社 法人営業本部 東京営業部/法人営業

    同じ法人営業ではあるが、対象のお客さまは東証プライム上場の大手企業が中心で、名古屋の頃とは違う競合を意識した営業スタイルを身につけていった。
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インタビュー

インタビュー

中部電力を選んだ理由

幼稚園から大学までずっと京都。そのため自然と「就職も関西圏で」と考えていた私が、なぜ名古屋に本社を置く中部電力に入社したのか。きっかけの一つは電力自由化です。特定の地域に縛られず自由にビジネスができることを知り、「別に地元の会社に入らなくても、地元のために働けるじゃないか」と気づいたことで、他エリアにも目を向けるようになりました。
もともとインフラ業界志望の私でしたが、全国のインフラ企業の中でも中部電力は異色でした。製造業が盛んな地域であるからか、さまざまなメーカーの工場の生産ラインに入り込み、省エネや生産効率アップをはじめとしたソリューション提案をおこなっていました。こんなことを大々的にしている電力会社は見たことがありません。その他にも、他の会社と組んで新会社を設立するなど、フットワークの軽さも斬新でした。
インフラ企業として地に足のついた事業をおこないながら、新しいビジネスにチャレンジできる。先輩社員も素敵な方ばかり。こうした数々の魅力に惹かれ、京都から名古屋にやってきたというわけです。

これまでの仕事と身についたスキル・価値観

配属先は名古屋営業本部。従業員数が数十名規模の中小メーカーを主に担当しました。驚いたのは、いわゆる町工場と呼ばれるほどの小さな工場でも、年に億単位の電力を使うこと。ものづくりには大量の電気が必要なため、電気の使い方一つで工場の経営は良くも悪くもなるのです。
はじめは右も左もわからなかった私も、経験を重ねるうちに「製造設備の効率的な運用方法について相談に乗って欲しい。」「新工場の空調レイアウトを一緒に考えてくれないか。」など、さまざまな相談が寄せられるようになりました。お客さまの工場でつくられる製品は本当に多種多様で、訪問は毎回社会見学のような楽しさです。日本を支える製造業を深く知るにつれ、自分の視野が広がっていったように思います。
社内の技術コンサルティングスタッフから技術的なサポートを受けながら、さまざまなお客さまの困りごとの解決に奔走するうち、個別の事案に対応する力が身についていきました。いろいろな試みに挑む中で「へえ、中電さんってこんなこともできるんだね。」と驚いたお客さまの顔は、今でも忘れられないです。

現在の部署での仕事内容

入社から3年が経った頃、東京に異動。皆さまも名前を知っている大企業数十社を担当することになりました。全国に拠点を持つ大手企業ともなると、たくさんの電力会社やガス会社、新電力、商社などが出入りします。並みいるライバルを向こうに回し、いかに中部電力の存在感を高めていくか。戦略的な営業活動が求められます。
この競争に勝ち残るため、私は「何でも相談していただける関係性の構築」が最優先だと考えました。そういう関係性があれば、いち早く情報を掴めるようになり、新規ビジネスにつながる機会も増えていくはずです。私はどんな連絡にも即レスポンスを返すなど、泥臭い営業努力をコツコツ地道に続けました。
努力の甲斐あって、その後少しずつ提案を求められる機会が増えていきます。その一つが、静岡で創業したお客さまの案件。創業の地に貢献したいという想いが強く、何かいい案がないかと考えたところ、静岡県産の「静岡Greenでんき※」を企業活動に使うプランを思いつきました。この提案が好評を博すなど、名古屋で身につけた提案力をここ東京でも活かせています。

※Greenでんき:中部電力ミライズが提供する再生可能エネルギー100%かつCO2ゼロエミッションの電気メニュー。
インタビュー

今後の目標、挑戦したいこと

実は来期、法人営業本部・法人統括部への異動が決まっています。どうすれば自社商品の良さが伝わりやすくなるか、どうしたら営業スタッフが動きやすくなるか。全国各地で最適な営業活動を展開できるよう、さまざまな方針を定めて支援していく部署です。
私は6年間の営業経験を通じて、中部電力の強みを知りました。それは長期的視点に立ちお客さまとの関係を構築していく力です。電力小売全面自由化により、お客さまが選択できる電力会社の数は増えました。選択肢が増えた分、さまざまな提案がお客さまの元へ届きます。しかし、ここで大事なのは、お客さまは短期的視点での提案を求めていないという事です。例えば脱炭素。短期的にCO2排出量が減ったとしてもあまり意味はなく、2050年までの道筋を描き、そこに寄り添うパートナーをお客さまは必要としているからです。
我々中部電力ミライズには、向こう数十年先を見据えたプランを立てる力があります。過去の豊富な実績からくる提案力・実行力をベースに、すべての営業マンが自信を持ち、すべてのお客さまに新しい価値を届けられる方策を、今後つくっていきたいと考えています。

相関図

相関図

※掲載社員の仕事内容・所属部署は取材当時のものです。