近藤 一誠

中部電力パワーグリッド株式会社
パワーグリッド営業部 契約グループ

近藤 一誠

2017年入社 法学部

CAREER PASS

  • 1年目

    中部電力株式会社 電力ネットワークカンパニー 名古屋支社 北営業所 契約サービス課

    新たな契約の申込みに対する受付業務や工事調整、既存契約の管理、停電時の対応などを担当。社会人としての基礎スキルや電気設備に関する知識を身につけていった。
  • 3年目

    中部電力株式会社 電力ネットワークカンパニー ネットワーク営業部 営業グループ

    支社を統括する部署に所属し、業務の効率化を担当する。コールセンターの業務企画や運営にも従事。停電などの緊急時、お客さまに安心をお届けできる受付体制の整備をおこなった。
  • 5年目

    中部電力パワーグリッド株式会社 パワーグリッド営業部 契約グループ

    FIT制度(固定価格買取制度)を担当。制度変更にともなう社内業務の運用設計やシステム化の検討などをおこなっている。
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インタビュー

インタビュー

中部電力を選んだ理由

生まれ育った地元の発展に貢献したいという思いから、地域のインフラ企業を中心に就職活動をおこないました。そのなかで中部電力は、中部地方全域を支えるという面的広がりに興味を持ちました。
電力会社に対しては当初、保守的なイメージを持っていました。ところが当時の中部電力は、電力小売全面自由化を目前に控えるという、歴史的転換点の真っ只中にいました。先輩方に話をうかがうと、新しい制度、新しい時代に向けて果敢に挑戦していくとのこと。同時に、電力の安定供給という変わることのない使命に対して、誇りと責任を持って取り組んでいくという話も聞かせていただきました。こういった会社の姿に共感するとともに、自分の「なりたい未来像」を重ねることができ、入社を決めました。

これまでの仕事と身についたスキル・価値観

「仕事はチームでおこなうもの」という価値観が身につきました。主体性や責任感を持って仕事に取り組むことはもちろん大切ですが、決して一人ですべての仕事をできるわけではありません。周囲に相談して助言を求めたり、わからないことは専門の部署にたずねて教えてもらったり。多くの人の力を合わせたほうが、得られる成果も大きくなります。意見がぶつかることもありますが、その際は十分に議論を重ね、納得のうえで物事を進めます。そのようなときほど達成感が大きくなることも学びました。
もう一つ身につけたのはスピード感です。私はどちらかというと、じっくりと検討して納得のいく答えにたどり着いてから周囲に発信したり、行動を起こすタイプでした。しかしここでもやはり、一人では得られるものは限られています。そこで、思いついたことはためらわずに口に出すようにしました。すると対話や議論が始まり、考えがどんどんブラッシュアップされていくのです。「頭を動かしながら手も動かす」という仕事の仕方ができるようになりました。
一人で完璧な答えを出そうとすると、プレッシャーも大きくなってしまいます。「まずは、粗い答えでもいい」「みんなで答えを磨いていけばいい」という考え方は、気持ちのうえでも非常に楽ですし、最終的に質・スピードともに良い仕事ができます。今、このような考え方が職場全体に広がってきています。

現在の部署での仕事内容

現在は、FIT制度(固定価格買取制度)について、制度変更にともなう社内運用の設計やシステム化の検討を担当しています。
FIT制度は太陽光発電をはじめとした再生可能エネルギー(再エネ)の普及を目的として、国によって設けられた制度です。太陽光発電などの再エネを設置した個人や企業に対し、発電した電気を固定価格で買い取ってもらえるというメリットを提供することにより、普及を後押しする狙いがあります。制度のおかげもあって、再エネの普及は加速。それにともなってさまざまな課題が発生し、その課題を解決するために、都度、制度変更がおこなわれます。例えば、電力は供給が不足したときだけでなく、過剰になったときも停電の恐れがあります。再エネの普及は電力の供給過多という、FIT制度が導入されたときには発生していなかった状況を生み出しました。そこで、再エネの発電を止めるためのしくみづくりがおこなわれました。この変更に対する業務設計、システム検討も私の役割です。
時代や社会が変わっても電力の安定供給が揺るがないことを私たちは目指しており、お客さまの暮らしや社会に即した制度導入、業務設計をおこなうのが私たちの仕事と言えます。

インタビュー

今後の目標、挑戦したいこと

FIT制度を含み国などが設ける制度は、「このような社会になりたい、なるべき」という未来像を見つめ、そこへ社会全体を導いていくための“仕掛け”という側面を持っています。私は、そういった制度の企画に国と連携して取り組んでいきたいです。
例えば現在、工場や企業の誘致が進められています。お客さまを誘致するには、大規模かつ安定的に電力を供給できる設備が必要です。とはいえ、送配電設備をすべて新設していては時間もお金もかかりすぎます。そこで、送配電設備を有効活用できるよう、どこに大規模需要を立地していただくか、どのような電気の使い方をしていただくのか、経済的インセンティブを持たせメリットを伝える必要があります。それが制度の企画です。制度は人々の生活や行動、そして社会の進む方向に大きな影響を与えます。難しくもやりがいのある仕事に、ぜひチャレンジしていきたいです。

相関図

相関図

※掲載社員の仕事内容・所属部署は取材当時のものです。