中部電力ミライズ株式会社 調達・需給本部 取引管理グループ
  • 中部電力ミライズ株式会社 カーボンニュートラル推進本部 エネルギープラットフォーム構築部

松田 大輝

2020年入社 工学系 卒業
CAREER PATH

2020年の新卒入社後、中部電力ミライズ(株)の静岡営業本部に配属。法人営業として約2年半勤務し、2022年からカーボンニュートラル推進本部に異動。法人に向けた脱炭素に関するサービスおよびシステムの構築という役割を担う。

  • 中部電力ミライズ

    静岡営業本部
    法人営業部

    産業用需要家へのコンサルティング営業

  • 中部電力ミライズ

    カーボンニュートラル推進本部
    エネルギープラットフォーム構築部

    システムおよびプラットフォームの開発・運用

カーボンニュートラル推進の中心地に立つ

カーボンニュートラル推進の中心地に立つ

脱炭素の取り組みを推進していくためには「いかに効率よくお客さまに電力を使用してもらうか?」という観点からサービスを提供していく必要があります。電力は大量に貯めておくことができないため、需要と供給を一致させて無駄のない発電をすることは脱炭素に向けた取り組みのひとつです。電力の需要と供給を合わせる手法はデマンドレスポンスと呼ばれており、私の所属する部署ではお客さまに対して適切なタイミングでの電力供給を行うデマンドレスポンス指令システムの開発と運用を行っています。システム開発には社内外の多くの関係者に協力していただき、2023年6月に運用が開始されました。

再生可能エネルギーの有用性を高める

デマンドレスポンスには、単純に電力の売買を効率化するだけではなく、お客さまに「CO2フリー電気を選択してもらう」という狙いもあります。たとえば、太陽光発電を使ってほしいタイミングでお客さまにご案内することで、再生可能エネルギーの使用率を向上させるという取り組みが一例です。再生可能エネルギーを普及させるためには、電力を売る側・使う側の双方が脱炭素社会の実現に向けて目線を揃えることが必要不可欠です。つまり、お客さまとともに電力供給の安定化と地球環境のためにできることをともに考える関係性を構築することが、私たちの考えるデマンドレスポンスの在り方だといえます。

描いたビジョン、その思いを“ひとつ”にするために

描いたビジョン、その思いを“ひとつ”にするために

今でこそデマンドレスポンスの必要性やその意義について語ることができますが、実は異動した当初はその言葉の意味すらよく分からない状態でした。システム開発業務も未経験で、専門用語の意味も理解できおらず、打ち合わせや会議の場で発言することすらできないというもどかしい思いをしました。
まずはデマンドレスポンスの普及がなぜ必要なのか、どのような意義があるのか理解を深めるために資料を読み漁り、先輩社員に自身の理解が合っているか確かめるためにすり合わせを行ないながら頭の中を整理していく作業から始めました。並行しながらシステム開発に必要な体制や専門用語を勉強し、開発チームに「どのようなサービスにしたいか」というコンセプトを伝えていきました。そのような努力とコミュニケーションがあったからこそ、メンバー全員と同じビジョンを共有できたと思います。

望んだ未来に進むために、夢を持つ

今ではシステム開発の流れや必要な知識も身に付いてきたという実感もあり、楽しみながら仕事に向き合うことができています。運用されている現システムもノウハウが蓄積されつつあるので、今後は分析を重ねていきながらより良いデマンドレスポンスの在り方を模索していきたいです。デマンドレスポンスは、言い換えれば「電力事業の最適化」といえるでしょう。それは、どこまで行ってもゴールのない、果てないスケールの取り組みです。だからこそ、カーボンニュートラルの実現という世界が向き合うべき重要課題において、当社の取り組みを世界のスタンダードにしたいという夢を持って向き合っていきたいと思います。

私が中部電力で果たしたい約束とは

私が中部電力で果たしたい約束とは
TIPS 「デマンドレスポンス」

電力会社の依頼に応じて、電気の利用者が電気の消費パターンを変化させること。電気を使う量を調整することで、電気を使うときに必要な発電所の準備を減らし、再生可能エネルギーの有効活用を促すことを目的としています。利用者は依頼に応じて電気の使い方を工夫することで、報酬がもらえる仕組みになっています。

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