中部電力パワーグリッド株式会社 本社 総務部 建築グループ
  • 中部電力パワーグリッド株式会社 本社 総務部 建築グループ

高畑 大和

2020年入社 建築系 卒業
CAREER PATH

初任配属は静岡支社建築グループで送配電建物の保守業務に従事。保守業務を通じて建物に欠かせない建築設備の基礎知識を学ぶ。2022年からは送配電建物の建設工事を担う基幹系統建設センター土木建築グループにて、建物を一から設計し、工事管理を行う業務に携わる。

  • 中部電力パワーグリッド

    静岡支社 建築グループ

    静岡管内の送配電建物に関わる保守業務

  • 中部電力パワーグリッド

    基幹系統建設センター
    土木建築グループ

    大規模送配電建物の新築工事管理業務

  • 中部電力パワーグリッド

    本社 総務部 建築グループ

    大規模送配電建物の新築設計、工事管理業務
    技術検討、支社技術支援(構造関連)

電力供給における大動脈を建てる

電力の安定供給を建物から支える

電力の安定供給において必要な建物は多種多様に存在します。その中でも、私は超高圧変電所の新築工事における基本計画段階から携わっています。超高圧変電所とは、15万ボルト以上の超高圧の電気を扱う変電所です。超高圧変電所からご家庭に電気を届けるまでに電圧を徐々に下げていき、送配電線を通して送られます。電気を送る過程で一次変電所・二次変電所と様々な設備を経由する必要があり、この送配電ネットワークはよく人体における血管に例えられます。中でも超高圧変電所はまさに大動脈と呼べる役割を担っている変電所であり、超高圧変電所内の重要機器を守る建物は国の定める法律に基づくだけでなく、当社独自の基準によって強固でレジリエンス性の高い設計が求められます。

建物の一生をプロデュースする面白さ

電力供給関連の建物は運開してから廃止に至るまで長年にわたり使用されます。つまり、耐久性はもとよりメンテナンスのしやすさなど様々な要素を考慮しながら計画・設計していくことが求められます。
現在建設中の超高圧変電所は、私が定年退職を迎えたその後も現役で稼働し続けることでしょう。やがて廃止されるそのときまで、電力の安定供給を支え続けられるように建物の一生をプロデュースすることが私の使命といえます。また、構造・設備・法規など多岐に渡る専門知識と多様な建築技術を持つ“インハウスエンジニア”として成長できる今の環境に、私自身ワクワクしながら仕事に取り組んでいます。

新技術の導入により業務の効率化を実現

新技術の導入により業務の効率化を実現

建築工事には言うまでもなく多くの人が関わります。現場で施工を行う監督者、作業者はもちろんのこと、竣工後にその建物を使用する多くの人からもニーズを汲み取ることは欠かすことができません。円滑に工事を進めるためには、関係者と密にコミュニケーションを図ると同時に、効率化の工夫を凝らす必要があります。
建築技術も日々発展してきており、現在建設中の現場ではICT技術を用いた品質管理に取り組んでいます。品質管理には現場に赴いての確認や、現場担当者との対面での議論は必要不可欠ではありますが、距離の離れた現場で必ずしも現地現物での確認を要しない場合、ビデオ通話やウェアラブルカメラ等を用いた遠隔検査を導入することにより効率的に工事管理ができるようになりました。

働く人に寄り添える建物であるために

建物を計画するときに、常に目指しているのは「安全・安価で良質な建物」であることです。安定供給に関わる建物の安全性は担保しつつ、より安価な建物の実現はお客さまへより安価に電気を届けることにつながります。そして忘れないようにしているのは、建物の中には安定供給を維持するために多くの人が働いているという事実です。快適で使い勝手のよい執務環境となっているか、設備保守しやすい構造となっているか…など、建物を使う方々への思いを馳せることを大事にしています。
当社で活躍するインハウスエンジニアとして成長した先の夢として、建物が地域とより密接につながり新たな価値を創り出すようなプロジェクトに果敢に挑戦していきたいです。

私が中部電力で果たしたい約束とは

私が中部電力で果たしたい約束とは
TIPS 「ネット・ゼロ・エネルギー・ビル」

建物で消費する一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物を「ネット・ゼロ・エネルギー・ビル」、略称で『ZEB』と呼びます。省エネにより使うエネルギーを減らすと同時に、創エネによって使用分のエネルギーを賄うことで、エネルギー消費量を実質ゼロにするというこれからの建物の在り方として注目されています。

先輩社員紹介一覧に戻る