系統運用部門
  • 中部電力パワーグリッド株式会社 本社 中央給電指令所 指令第一課(系統運用部門)

鵜木 なぎさ

2016年入社 理学研究科 素粒子宇宙物理学専攻 卒業
CAREER PATH

長野電力センター発変電課に配属。水力発電所・変電所の巡視や補修の業務に従事し、系統運用部門に異動。長野方面の系統運用に従事した後に、本社中央給電指令所に配属。

父の働く姿に抱いた憧れと尊敬

父の働く姿に抱いた憧れと尊敬

私の父が電力会社の技術者で、台風が発生するたびに大荷物を抱えて出社し、停電が復旧したころに仕事を成し遂げた表情で帰ってくる姿がとても印象的でした。その様子を幼心に「かっこいい!」と感じ、就職活動時に私も電力会社にチャレンジしてみようと考えたのが入社のきっかけです。
入社後は長野で変電所に異常がないかの巡視や補修を行う業務に従事し、その後は系統運用部門で作業時に事故が起きないよう機械を操作して送電を調整する仕事に携わり、2019年からは中部電力管内すべての電気の周波数を一定に保つ「中央給電指令所」に配属されました。

人の手による仕事があるからこそ保たれる安定供給

これまで携わってきたすべての仕事に「電気は私たちが送り届けているんだ!」という実感があり、その責任の大きさにやりがいを感じています。たとえば、送電線に雷が落ちて故障が起こると停電が発生します。その際に系統運用部門では別ルートからの送電を検討し、システムや人の手で的確に操作を行って停電を解消させます。入社前は機械的に自動で復旧してくれるものだと思い込んでいましたが、実際に自分の手で操作を行い復旧させる訓練等を通じて「重要な仕事をしている」という実感がわきました。

集中力を欠かすことなく、人々の生活と向き合い続ける

集中力を欠かすことなく、人々の生活と向き合い続ける

これまでの経験の中で最も困難かつ印象的なのが、現在取り組んでいる発電量の調整を行う業務です。電気は基本的に貯めておくことができません。電気の使用量は1日の中でも常に変化し、季節によっても大きく異なります。その需要に合わせた発電を行わないと、周波数を一定に保つことはできません。

社会にとっての「あたりまえ」を維持する現場に流れる緊張感

たとえば冬の朝6時ごろは、人々が一斉に暖房をつけるため電気の使用量が一気に増えます。また、太陽光発電は日射のピークが過ぎると発電量が急速に落ちるため、その分を他の発電で補う必要性が出てきます。需給調整の業務中は指令所の大型パネルに表示された多様なデータや指標を見ているのですが、「15秒に一度は必ず周波数を確認するように」と言われるほど集中が続く現場です。あたりまえのように日々消費されている電力の裏側には、緊張感を持った仕事の連続で成り立っていることを系統運用部門の仕事を通して実感しています。
将来的には、私が大学で学んできた宇宙物理学の膨大なデータの解析手法を系統運用の業務に活かし、過去のデータから24時間分の電気の使用量を正確に予測する手法を確立し、より効率的かつ安定的なエネルギーの供給に貢献したいです。

私が中部電力で果たしたい約束とは

私が中部電力で果たしたい約束とは
TIPS 「複雑化する電力系統に最先端技術で挑戦し続ける」

中部電力では、世界に先駆けてオンライン系統情報を用いた系統安定化システムを開発・導入し、送電線建設コストの大幅な削減と経済的な発電機運用を実現してきました。この成果が評価され,エジソン賞や電気学会の進歩賞を受賞しています。近年では、太陽光発電の出力変動などの課題に対応するため、新たな系統安定化システム「ISC(Integrated Stability Control)」の開発・実用化を進め、2017年5月に中部管内西部方面の運用を開始しました(2020年5月に東部方面が運用開始予定)。

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