- 中部電力ミライズ株式会社 長野営業本部 法人営業部
大澤 耕平
2008年入社 経営系 卒業2008年の新卒入社後、小牧営業所に配属され高圧未満契約の顧客を担当。その後、静岡支店で特別高圧受電の顧客担当、グループ会社(株)シーエナジーでLNG営業、法人営業本部での営業統括業務などを歴任。2020年より長野営業本部で北信エリアの法人営業およびメンバーのマネジメント業務にあたっている。
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中部電力ミライズ
名古屋支店 小牧営業所
高圧未満契約の応需対応
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中部電力ミライズ
静岡支店 法人営業グループ
特別高圧受電のお客さま対応(浜岡停止に伴う原子力PR)
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出向
(株)シーエナジー
関東支社LNG販売
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中部電力ミライズ
法人営業部
法人統括グループ地域の法人営業を統括、その他方針策定
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中部電力ミライズ
長野営業本部 法人営業部
北信エリアの高圧お客さま対応(需要確保、値上げ交渉、サービス販売の拡大)
駆け出しリーダーが挑む「主体性を育むマネジメント」
現在、私は長野営業本部で長野県北信エリアを担当し、4人のチームメンバーとともに170社あまりのお客さま対応にあたっています。今の職場で初めて部下のマネジメントに取り組むことになりましたが、やればやるほど難しいですね。非常に奥が深いと感じています。お客さまのニーズが多様化・高度化する中で、最適なソリューションをご提案していくためには、一人ひとりが主体性をもってお客さまの課題に向き合い、考え抜いていくしかありません。上司としてメンバーとのコミュニケーションを大切にしながら方向性や戦略を検討するのはもちろんですが、部下の主体的に考える力を育むため、すぐに結論を出すのではなく、課題へのアプローチ方法や考え方のヒントなどを示しながら、部下に考え抜いてもらう、というような工夫も意識しています。
若いメンバーもいますし、中途で入社したメンバーもいます。それぞれの個性に適した営業スタイルを模索する日々。例え些細なことでも各メンバーの成長が見られたりすると、やはり嬉しいですね。
挑戦心でつかみ取った新たな契約
かつては管轄エリアの法人・個人すべてが中部電力のお客さまでした。しかし2000年代にはじまった電力自由化で、お客さまが販売会社を自由に選べる時代に突入。お客さまから引き続き選んでいただけるよう他社との差別化を図るとともに、電力以外の新市場・新規顧客の開拓も求められてきました。
その中で2014年から4年間は電力ではなく「ガス」の市場開拓・顧客獲得のため、シーエナジーというグループ会社に出向し、LNG(液化天然ガス)販売の営業を担当しました。
対象エリアは山梨県と新潟県。はじめての中部電力エリア外での営業活動です。
また、「ああ、中電さんね」という看板の後ろ盾もなく、なかなか話を聞いてもらえず苦戦が続きました。
しかし、「失敗してもマイナスはない。成功したときはプラスになるだけ」と切り替えて、思い切ってお客さまの懐に飛び込み続けたことが、その後の契約につながったように感じています。今まさに一人ひとりの挑戦心が試されている時期ではないでしょうか。
さまざまな土地、さまざまな業務が自分の幅を広げる
中部電力に就職して14年が経ちますが、これまでに愛知、静岡、東京、長野とさまざまな土地で働いてきました。移り住む町ごとに魅力があって「住めば都」というのは本当にその通りだなと実感しています。幸いなのは妻も一緒に転勤を楽しんでくれていること。長野にきて1年4ヵ月ですが、新潟まで足を延ばしてみたり、週末を楽しんでいます。
仕事の面でも、さまざまな業務を経験することで幅が広がったように思います。お客さまとの会話の幅が広がり、話すネタにも困りません。
地域経済を支えるパートナーシップを構築
小さなお店から巨大工場を持つメーカーまで、当社のお客さまはあらゆる業種にわたります。昨今の環境意識の高まりから、エネルギーのプロフェッショナルである私たちの省エネや脱炭素に向けた提案が、地域経済で果たす役割は実はとても大きいのです。
時代がどう移り変わったとしても、産業活動や日常生活にエネルギーは欠かせません。自由化が加速するこの先は、お客さまと良好な関係性を維持する力とともに、個別の解決策を提案する力が私たち営業のコアバリューになるでしょう。皆さまからの期待に応える最適解を提案できるエネルギーパートナーとなれるよう努めていきたいと思います。
私が中部電力で果たしたい約束とは
電力自由化の前と後で求められる営業活動は、まったく異なるものになっています。以前はお客さまとの良好な関係を築くことがメインミッションでしたが、今後はコンサルティング活動など、高付加価値な提案がメインとなる時代がやってきます。つまり中部電力の未来には「強くてしなやかな営業力」が必要不可欠であるということなのです。