新規事業部門

事業創造本部は、成長戦略の実現に向けた新規事業の取り組みを強化するため2019年4月に設置された新しい組織です。
エネルギー事業で培ってきた強みに、場所を超えてさまざまなお客さまのニーズをつなぐことができる最新のAIやIoT技術を合流させることで、希薄化の進む現代のコミュニティに新たなソリューションを提供し、コミュニティが抱えるさまざまな社会課題の解決に寄与することを目的としています。
これまで、学校連絡網と地域情報の通知を行う「きずなネット」、換気状態の見える化サービス「Airoco」、地域包括ケアへの取り組みである「遠隔診療」「フレイル検知」や地域型情報銀行「MINLY」など、先端技術を活用した様々なサービスを創出しています。
先端技術や事業開発に精通した人財の活用や業界の垣根を超えた多様な協業を積極的に展開し、暮らし・産業・コミュニティの潜在的なニーズや課題にお応えできる「つながることで広がる新たな価値」を、中部電力グループ全体でお届けして参ります。

主な仕事

きずなネット

きずなネット

きずなネットは、中部電力が運営する情報配信サービスで、1,800校、100万人の方に利用されています。学校や各種団体の情報連絡網の他、防災・防犯情報やお天気情報、子育てに役立つ情報など、このプラットフォームを利用した情報配信や新たなサービスを検討・実装しています。

Airoco

Airoco

新型コロナウイルス感染症の蔓延による暮らしや経済への多大な影響により、CO₂濃度の見える化に関するご要望を数多くいただき、検討・開発したサービスです。より良いサービスに向けた改良や、販売先の開拓を進めています。

地域包括ケア

地域包括ケア

在宅患者の見守りや、在宅時のデータを医療分野で利用するなど、患者と医師を双方向で結ぶプラットフォームの構築・展開や新たなサービスの開発を目指し、慶應義塾大学病院さまとの共同研究や医学部発ベンチャー企業メディカルデータカードを通じたMeDaCaアプリの提供・改良を進めています。また、電力データや各種センサーからのデータとAIを用いたフレイル(加齢による心身の衰弱)状態の検知サービスについて、三重県東員町や愛知県豊明市にて実証実験を行っています。

MINLY

MINLY

個人情報の取扱いの厳格化を見据え、個人の情報は個人が所有・管理することをコンセプトとした「情報銀行」の認定を取得しました。地域型情報銀行「MINLY」として、愛知県豊田市でパーソナルデータを用いたマーケティング支援サービスの実証を行っています。

事業創造本部では、ベンチャー企業などへの投資を機動的に行うため、コーポレートベンチャーキャピタル「中部電力コミュニティサポートファンド」を設立し、さまざまな企業・大学とのオープンイノベーションを推進しています。このほか既存事業での知見等も活用できる取り組みとして、EVバスの充電を活用したコンサルティング業務、アジア競技大会後利用事業を始めとしたまちづくりへの参画を行っています。
また、家庭用IoTサービスの開発を行うnecolico、EV充電網を構築するe-Mobility Power、オンライン診療サービスを行うメディカルデータカード、データ分析を行うTSUNAGU Community Analytics、完全人工光型レタス工場を稼働するTSUNAGU Commnunity Farmなど、事業創造本部の取り組みから新たな事業を展開するため複数の会社を生み出しています。

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