経理部門

経理部門は、事業活動に関するあらゆる事項について予算編成やその執行状況を統一的に把握し、経営の意思決定をサポートするなど経営管理の中枢的な役割を担うとともに、経営方針に基づき「損益予算」「投資予算」の編成によって企業価値向上に向けた適正な利益水準の確保や財務体質の強化を主導しています。会社の取引については、各種の伝票・証拠書類等を通じて把握し、常に適正な会計処理が行われるようサポートするとともに、「損益計算書」「貸借対照表」など財務諸表の作成を通じて期間の経営成績と期末の財政状態を正確に把握します。また、「営業活動」「投資活動」「財務活動」にともなうキャッシュ・フローを管理しつつ、事業に必要な資金を低コストで安定的に確保していくため、多様なファイナンスを積極的に行うなど、資金調達コストの低減に努めています。さらに、個々の戦略的投資等が適切に実施されるように、事前にリスクの把握・評価を行うとともに、投資等の実施後も定期的に状況確認を行っています。

主な仕事

決算

決算

法令や規則に基づいて、事業活動の結果を会計的に分類・整理し、連結貸借対照表、連結損益計算書などに加え、中部電力および各事業会社の貸借対照表、損益計算書などの決算諸表を作成することで、中部電力グループおよび各社の期末の財政状態と期間の経営成績を正確に把握し、社内ならびに各事業会社に提供しています。
また、グループ全体の経理業務に関する方針・制度策定も行っています。

収支管理

収支管理

経営目標の達成に向けた経営層のサポートや適切な業績見通しの開示を実施するため、各事業会社を含む関係箇所から収支に関する情報を広範に収集して、中部電力グループ全体の単年度収支計画を作成・管理しています。
また、中部電力および各事業会社の資金需要を管理し、財務業務の適時適切な資金調達を支援しています。

リスク管理

リスク管理

不確実性が高まる中で一層重要となっているリスクマネジメントのうち、個別の投資・市場取引等に関するリスクを最適化しながら収益の維持・拡大をめざす役割を担っています。特に今後の成長に向けて加速する戦略的投資等においては、投資等の実施箇所や法務等の関係箇所と協働のうえ、投資等の実施前には収益性やリスクの把握・評価、実施後には定期的な状況確認を行っており、これらの結果を経営会議に報告することで経営の意思決定をサポートしています。

財務

財務

中部電力および各事業会社の事業に必要な資金を低コストで安定的に確保していくために、社債の発行や金融機関からの借入による資金調達など多様なファイナンスを行っています。また、ファイナンスに関連して、金利や為替の変動リスクを回避するための金融派生商品取引(いわゆるデリバティブ取引)も行っています。
昨今、ファイナンスにおいてもESGの推進が重要視されるため、当社の取り組みに対し、社債投資家や金融機関から理解が得られるよう、積極的な対話を行っています。

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